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映画「おかあさんの木」

 「おかあさん、ただいまもどりました――」。

 昭和。7人の子どもを生みながら、全員が戦争へと出征していった。母親のミツは子どもの無事を願い、子どもらが出征してゆくたびに桐の木を植えるのだった。やがて戦争は終結し……。

 泣いた。もう最初から泣いた。戦争を美化するわけでもなく、逆に非難するわけでもなく。
 ただ淡々と息子たちを戦争に奪われてゆく「おかあさん」の悲しみと愛情が痛ましい。
 戦時下にとって、軍人でさえ戦争に疑問を覚えてゆくなかで。「おかあさん」をはじめとした一般人がどれだけ苦しい思いをしていたか。
 そんな中でも、息子たちを象徴する桐の木に「元気だろうね、無事に帰ってくるだろうね」と語りかけるおかあさんの愛情の深さ。胸をうつ。

 戦後70年。もう戦争を知る人も少なくなっています。そんな中だからこそ、こういった作品で当時がどれだけ悲惨な状況にあったのか。そういうことをわずかばかりでも知ることができるというのは、わたしたちのできる数少ないことです。
 今の社会、子どもの命を軽く見る大人が多い。親でさえ自分の子どもを殺す。そんな人たちは親ではあっても「おかあさん」ではないのでしょう。
2015-06-08 : 映画関連 : コメント : 0 :
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