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小説「ヴァルトラウテさんの婚活事情」感想

 本日取り上げるは、電撃文庫より出版、作者「鎌池和馬」氏によるラブコメディ「ヴァルトラウテさんの婚活事情」です。
 鎌池氏といえば禁書シリーズがあまりにも有名ですが、本作「ヴァルトラウテさん」、これは北欧神話がベースになっておりますが、単語を知っていないと理解できない! なんてことはなかったです。
 ヴァルキリープロファイルなんかをやっていた人は理解しやすいでしょうが、ワルキュリエは英雄の魂を集め、オーディンのもとへ届けて来たるべくラグナロクに備える、というのが仕事です。

 が、そんなシリアス部分はぶっとばして、本作品はツンデレワルキュリエのヴァルトラウテさんと、天然ぽわぽわ少年とのラブコメがメインです!

 人間界の少年と天界のワルキュリエとの超遠距離新婚生活を描いたラブコメディ。
 ちょっと小難しい用語もでてくるが、基本的にはメタ的発言+ツッコミのノリで進むので、内容としては軽い。
 まさに「ライト」ノベルという感じで、軽く笑いながら読み進めることができた。
 もちろん、これだけで神話について分かった気になるつもりはないが。
 神話が気になる人にとっては、とっかかりにはなるのではないかと思う。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 邪神教団を潰しに来たワルキュリエ「ヴァルトラウテ」。その彼女に一目ぼれした生贄にされるはずだった少年は、世界樹を昇りきったら結婚してもいい、という約束をヴァルトラウテから取り付けた。そして少年は世界樹を昇り続けるが、そも人間が天界へ行くということは死ぬということ。オーディンはそこまで計算して好きにさせていたが、その事実を知ったヴァルトラウテに粛清された。そしてヴァルトラウテは少年を助けるためにミズガルズ(人間界)に降り、婚姻関係を結ぶことになるのだった。
 しかし、少年が天界へ行けば死ぬ。ヴァルトラウテも地上に長くいれば他の姉妹に面倒をかける。そのため新婚ながら別居生活を送っていたが、少年は相変わらず天然ぽやぽやで危なっかしく、天界から少年を見守……、監視しているヴァルトラウテは気が気じゃなかった。フレイヤや他の神々の介入もあったり。少年とヴァルトラウテの波乱万丈な新婚生活続く!

 終わり。

 ヴァー! と唸るヴァルトラウテさんが可愛かったです。少年も立派な心の持ち主で可愛らしかったですね。
 鎌池氏の作品は禁書の一巻だけ読んでダウンしたくちですが、今回のヴァルトラウテさんは多いに笑わせてもらいました。
 評価の分かれるところでしょうが、メタ的発言が多く、それがまた面白くて。またヴァルトラウテや神々のツッコミやノリの良さが、これまた面白い。

 最初は雑誌掲載? だったようで。
 エピソード1・2・3+おまけで成り立っており、それぞれつながりがありながらも独立した構成となっていました。
 なのでそれぞれの話だけ読んでも、ヴァルトラウテさんと結婚しているんだな、ということだけ知っていればまあ読めるでしょう。
 とはいえ、文庫化しているのでそんな問題はないのですが。

 基本的にシリアスはなくて、1・2・3はラブコメ展開。おまけだけちょっとしたシリアス部分を含んで終わりました。
 内容としては楽しく学ぶ北欧神話って感じですかね。挿絵で神々の紹介があったり。メインはワルキュリエなのですが。
 私としても神話系は好きなので楽しく読めましたし、ほほー、と感心。

 神話に詳しい本で読みやすいものはいくらでもありますが、ストーリー性があって手軽に読みたい、という方にはオススメできる良作でした。

2016-03-04 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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