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小説「目隠し姫と鉄仮面2」感想

 今回は、草野瀬津璃氏による「目隠し姫と鉄仮面2」です。1巻は既に感想記事としてあげてありますね。
 その続編となります。本編と番外編になる構成ですね。これで鉄仮面は終わりになるのかな。
 いまだに初々しい2人の関係にこっちまで気持ちが温かくなる感じがしました。しかしそれだけで終わらない。
 そんな2人に降りかかる事件(というほど大げさなじゃないものと、大げさなものの2つ)。
 今回は新たな人物が登場して、場を引っ掻き回して去ってゆく。まったく、はらはらさせられましたよ。
 全体的な構成は前の話と同じでしたが、やはりすっきりと終わってくれるのでいいですね。
 明るい話しで、ヒロインもヒーローも可愛い!

 ハラハラする要素を少々スパイスとして加えながらも、基本は可愛らしく初々しい2人のアベックのお話。
 シナリオの展開としてはきちんとまとまっており、文章も明瞭。
 最後まで通して一気に読んでしまった。そして読後感もすっきりしていてよろしい。
 内容的には2巻で完結している作品なので、これから出るとしても番外編だろう。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 晴れて婚約者となったフィオナとロベルトだったが、そこへロベルトの剣の師匠だと勝手に名乗り彼を従者にしようとする女性セシリア(ハーシェルの妹)が訪れる。彼女に悪気はないのだが、数々の修行というなのイジメのようなものでロベルトはセシリアにトラウマを覚えていた。
 だがセシリアはハーシェルに対抗意識を燃やし、ロベルトをなんとしてでも従者にしようと画策する。そのためにフィオナを誘って領境までロベルトを釣ろうとするのだが……。
 そこを他領の私兵に襲撃される。セシリアから護衛をつけられ逃げ出すことになったフィオナだったが、護衛が追っ手に敗北しフィオナは首を絞められあわや死の寸前まで追いつめらる。しかしそこへ後を追ってきていたロベルトが私兵を気絶させ、フィオナを救い出した。護衛も足に傷を負っただけで無事だったので、セシリアのもとへ全員で戻ることができた。

 ロベルトと彼女たちの関係を聞いたフィオナは、ロベルトに今まで語らなかった自らの本心を明かして従者にさせようとするセシリアを諦めさせるように諭す。
 それは見事成功して、フィオナはロベルトを従者にすることは諦めた。しかし、なぜか今度はフィオナをセシリアの侍女にするという賭け試合を行うことを、セシリアが提案。ロベルトは賭けの対象にしたくない、と断るが、フィオナはロベルトが勝つと信じて、わだかまりをなくすことを望んだ。
 そして決闘が行われたが、フィオナを絶対に手放したくないロベルトが一瞬本気を出したことで見事勝利した。こうして、すべてのわだかまりは解け、セシリアは領地に帰り、フィオナとロベルトは今までどうりの生活に戻るのだった。

 +番外編「結婚式の話」一本収録。
 水門を盗賊に押さえられ、このままでは氾濫が起こる。ロベルトたちは盗賊討伐に向かうが……。

 終わり。

 んー。にやにやできた。
 フィオナ嬢もロベルト君も相変わらず可愛いですね。男に可愛いってのもあれですが、彼はカッコイイというより可愛い系の天然さんですからね。
 そして明瞭なシナリオ構成。息抜きに読むのには十分です。
 起承転結がしっかりしているお話しを書くというのは、これが意外と難しいのですよね。だから意味の通らない作品も多々あるでしょう?
 文章は起承転結。起から結までを通して書かなければなりません。もちろん、これをあえて無視して書くという高等技法を持つ作家も多いですが、基本は起承転結です。
 その点でいえば、町民Cなどをはじめアルファポリスの本は、もともとがweb小説などがもとになっているので、基本に忠実。つまり起承転結がはっきりしているので読みやすいということです。文章も簡単なものが多いですからね。

 いわゆる古典文学も起承転結の決まりはきちんとありますが、あちらは小難しい表現など(というよりは、現代人に馴染みのない文章表現)が使われているので、読みづらいと感じることもあります。
 ですが日本人なら読んでおきたい文学作品は多くあるので、機会があれば図書館に通って読むのをオススメします。

 さて、話しがそれましたが、今回読んだ「目隠し姫と鉄仮面2」は心あったまるらぶらぶな2人が障害を乗り越えてゆくというもので、ちょっとしたハラハラ要素もありますが、基本的にはハートフルに可愛い笑える話ですし、絵も可愛い。オススメの作品ですね。

2014-07-31 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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