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映画「STAND BY ME ドラえもん」感想

 すべての、子ども経験者へ。ドラ泣き、しませんか?

 今回はCGアニメ映画作品「STAND BY ME ドラえもん」を見てきました。
 笑いあり、涙あり……。そうして家へと帰り感想記事を書いているのですが、まだ余韻が抜けず涙がぽろりと……。
 劇場でも涙で映像が見えなくなるほど泣けたのに、まだ泣かすか! ここまで心から泣いた作品は本当に久しぶりです。
 本作品ではミニチュアキットを使っているとのことでしたが、どこで使われているのか分からないほど映像とマッチしていました。そして3Dを巧みに使ったCGが本当に綺麗で、表情ひとつひとつどれをとっても、その人物の内心が見えてくる。特に……。

 感情移入しまくりで序盤から泣きまくりだった。
 ドラえもんとのび太の出会い。そこから始まるふたりの生活。子守用ロボットでありながらポンコツなドラえもんが面白い。
 大人には懐かしい過去のシナリオの連続が。子どもたちにはドラえもんという存在の意味が。それぞれ明示されており、大人も子どもも楽しむことが出来る名作だろう。

 これからは以下ネタバレ含む感想で。

 あらすじ。
 これは映画を見てもらうことにして、大雑把にストーリーの流れを紹介します。本作品では新しい要素を加えながらも、原作のキャラクターや物語に忠実です。では、その流れは。
 ・ドラえもんとの出会い。未来を変えることが目標。
 ・ドラえもんとの生活。徐々に変わってゆくのび太。
 ・勉強や運動を頑張るも、少しの失敗で大きなショックを受けるのび太。
 ・しずかちゃんと結婚しても、自分では不幸にしてしまうと嫌われようとするのび太。
 ・しかし、逆に変わりゆく未来。自らの失敗を糧にさらに成長するのび太。
 ・ついにしずかちゃんと結婚するという未来が確定し、のび太が幸せを掴んだことで未来へ帰ることになったドラえもん。
 ・ひとりでジャイアンに勝つことで、ドラえもんに安心して未来へ帰ってもらおうと決意するのび太。
 ・未来へ帰ったドラえもん。しかしジャイアンとスネオにドラえもんが帰ってきたと嘘をつかれる。
 ・怒り、ウソ800でジャイアンたちに仕返しするが、残るのはむなしさだけ。「ドラえもんはもう帰ってこないんだから」。
 ・ウソ800の効果でドラえもんが帰ってこれるようになる。「大嫌い、一緒に暮らしたくない」「うん、うん」……。
 こんな流れかな。

 終わり。

 それぞれ独立したストーリーだったものを一本に繋ぎ合わせ、再構築した作品でしたが、違和感なく見終えることができました。私はのび太に対してとても感情移入できました。なにをやってもダメだと思って、自分のことばかり考えて行動してしまう。
 ただまったくのび太と私は違います。のび太は人の幸せを願うことができるという人としてもっとも尊い精神を持っているのに対して、私は人間不信であり、非常に時間をかけなければ人のことを理解できない。
 けれどのび太は誰であってもすぐに親しくなり、思いやることができる……。私は自分に対して愚かさを覚えましたね。まあこれは私情です。

 さて。
 原作漫画に忠実にかつ改変を加えながら描いており、子供向けとしても何度もドラえもん作品を見てきた大人に向けても面白く、かつ心から泣ける作品だと思います。泣かせるために描いているのではなく、結果として泣けるという点でも評価できますね。
 ただひとつ難点らしきものがあるとすれば、それは尺でしょうか。
 独立していたエピソードを繋ぐ以上、違和感なく繋げるためのストーリーを挟む必要があるし、ひとつひとつは元々長い物語です。
 それが90分にまとめられているので、速読や映画なれしていない人にはテンポが速い、と感じるかもしれません。ですが、じゃあ120分、150分にすればいいのか、というと私は否。だと思います。90分にまとめたからこそ、ここまで余韻が残る名作になったからだと思います。

 今回もっとも長かったのはドラえもんがきてからの日常描写で。次に帰ってきたドラえもんと未来の話、最後に結婚前夜でしょうか。結婚前夜を添えるだけにしたのは正解だと思いました。
 青年のび太の言葉も意味深というか、ドラえもんを知っている人にはジーンとくる言葉でした。これも劇場で聞いて欲しいのですが……。書いてしまうと「ドラえもんは、子どもの頃のボクの、友だちだからね」というものでした。
 うわ、また涙が……。もちろん、ドラえもんは作品としては大人向けのものもありますし、漫画版のブラックなジョークは大人だからこそ苦笑いできるものです。ですが、どんなときでもドラえもんは子どもの友だちなんです。
 子ども(のび太)が、何の気負いもなくともに遊ぶことのできる友だちであり、また何の憂いもなく頼ることができる保護者でもある。それがドラえもんという存在なのです。
 帰ってきたドラえもんパートで、ドラえもんはのび太のダメな部分だけを呟き続けます。のろまで、なにをやってもだめだめで……。けれど、ドラえもんはのび太との生活の中でまた、のび太の素敵な部分も見つけています。
 2人はかけがえのない親友であることは間違いありません。だからこそ、互いに互いを思いやることができる。とても素敵な関係でしょう。

 「ボクがひとりでキミに勝てなければ、ドラえもんは、安心して未来へ帰れないんだ!」
 のび太の魂からの叫び……。この台詞を聞くたびに、なんともいえない感じを覚えます。今までドラえもん、ドラえもんの道具に頼っていたのび太が独り立ちした瞬間です。必死にドラえもんとの別れの悲しみを隠して。
 ドラえもんには名言はさんざんありますが、この台詞はその中でもトップ10には入る名台詞だと、思います。ドラえもんは長編版ではひみつ道具が便利すぎるために結構さんざんな目にあいますが、いつものび太が助けてくれますしね。

 まとまりもなくなってきたし、ここまでにしておきましょうか。
 私としては非常に満足できた映画で、存分に泣かせてもらった映画でした。ドラ泣き、オススメです。

2014-08-08 : 映画関連 : コメント : 0 :
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霞澄香

Author:霞澄香
 据え置きはPS4しかないSONY大好きな雑食管理人。
 購入するゲームはほとんどPS4のもの。
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