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小説「RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと」感想

 「RDG レッドデータガールシリーズ」最終巻となります。第六巻です。
 アニメが終わってから、かなりの時間が経ってようやく原作本も読み終えることができました。
 アニメでは五巻までの内容をまとめていたんですね。六巻は新しい情報ばかりでした。

 鈴原泉水子。相楽深行。二人の不思議な関係に注目です。

 「RDG レッドデータガール」最終巻。
 山伏組織に守られ、宗田姉弟などのような忍び組織、高柳など陰陽師から、しまいにはIUCNまでもが注目する「泉水子=姫神」という存在。
 その全て、というわけではないが、ある程度までが明かされた話だった。
 今回の話で重要なのは、未来とは不変なものではなく、常に変わり続けるということ。
 運命などと諦めないで、抗おう、可能性を信じようとする意志が重要なのだと言うことだろう。
 流れに流され続けた泉水子だったが、この巻に至って大きく成長したと思う。そして深行もまた、変わった。
 変わらない人間なんていない。彼ら子どもには未来がある。誰にも想像できない、可能性が。

 基本的には泉水子と深行の関係に焦点を当ててきたお話だった。なので、まだ残る謎はこっちで勝手に想像するとして、二人のこれからに幸あれ。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 さまざまなな怪異の起こった学園祭。影の生徒会長「村上穂高」が、世界遺産候補に「鈴原泉水子」を指定した。だが、さらに「相楽深行」にも「一緒に姫神にならない方法を探す」と宣言されたおかげで、泉水子はある覚悟を決めることができた。
 能力の片鱗を見せた泉水子を取り巻く環境は変化してゆく。高柳との遺産候補をかけた学園フィールド支配対決にも泉水子は勝利した。

 山伏の「深行」。忍びの家系の「真響」「真夏」。親友とも言える彼ら三人。そして、「和宮」と「真澄」という強大な力を持つ神霊。泉水子の周りには、さまざまな存在が集まってきた。
 泉水子は望んで異能を持って生まれたわけじゃない。だが「将来の可能性」を見つけたい。泉水子は、世界遺産候補には「高柳一条」を推薦して欲しいと「自分の意志」で穂高とアンジェリカに伝えた。つまりは「和解」だった。これは陰陽師にも受け入れられ、学園は落ち着きを取り戻すことが出来た。

 しかし、今まで泉水子の研究を担当していた「中山瑞穂」が、姫神の力に魅せられて海外に泉水子を拉致しようとする事件が発生してしまった。これは駆けつけた深行と、事前に察知していた雪政、紫子たちの手によって解決した。
 休暇に入り、玉倉山に帰省した泉水子は、ひとり星空を見上げながら、やはり姫神の力は隠さなくてはならないものだと再認識する。すると、そこへ深行が現れる。ひとりで抱え込む必要はない。人類滅亡の未来を回避するんだったら、自分たちで研究すればいい。何より、俺を頼れ。深行は静かに泉水子に告げるのだった。

 終わり。

 もう深行を意識して意識してしようがない泉水子が可愛い(笑)。
 お話自体は結構綱渡りな部分があるのですが、それでも根底にあるのは深行への意識というのが可愛らしいですね。
 お洒落したり、贈り物を用意してみたり。そして深行もまた泉水子を気にかけて、最初に駆けつけて最後に締める。

 最初はどうなるかと思いましたが、なんとも、格好いい奴じゃないですか。
 あの和宮もすっかり深行を認めて、力を貸すというよりも同化しているようですしね。

 さて、最終巻になる第六巻で解決していない問題は。
 姫神が結局、人類滅亡の未来を起こしてしまうのか。IUCNがどれだけ人類を救済するための人類を見つけることができるか、とか細かいところもありますが。

 泉水子の母親の紫子が「無機物こそ神さまの宿るものであって、有機物である人間は、ちっぽけな存在かもしれない。だけど、遠い太陽を見て自らの内に歓びを見出すのかもしれないね。その歓びこそ、神さまなのかもしれない」的な感じのことを言っていました。

 どれだけ人類が助かろうとしても、暗闇に転落するのは一瞬。だけど、可能性は無限に広がっている、ということなのでしょうか。内なる神さまを信じて、自らを広げてゆこうということですかね。
 泉水子の世界は、まだまだ狭いです。でも、これから、高校に三年間通って、大学にいっても良いし、院に行ってもいい。そしてそのそばには深行がいることでしょう。
 二人で、世界から「可能性」という贈り物を受け取る努力をしてゆくことでしょう。

 まだまだ序章という感じではありますが、かえってここで終わってしまったほうが想像も膨らんで良いですね。和風ファンタジー。堪能させてもらいました。

 ・追記
  今回、過去に来た姫神は鳳城学園も深行のことも知らなかった。つまり新しい過去になった可能性がある。

2014-01-24 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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Author:風見澄香
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