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映画「永遠の0」感想

 今回は、小説の映画化「永遠の0(ゼロ)」を見てきました。原作は百田尚樹氏。監督は山崎貴氏となっています。
 もともとが、官僚制やマスコミに関して否定的な意見も多い作品でしたので、映画化するのかぁ、と知ったときには驚きました。
 そんなところも含めて、不安はありましたが、ぎゅっと内容をつめながらも、複数人の語りで進行して、全てが最後に繋がるという、原作の良いところを残した映像化でした。
 なにより、役者のイメージも演技も良い。特に岡田さんの表情には感動した……。
 人が持つ信念の素晴らしさ。戦争という病気を、上手く表現していたと思います。絆、愛、命、それらの重さを訴える反戦映画として、素晴らしい仕上がりでした。

著者 :
アミューズソフトエンタテインメント
発売日 : 2014-07-23
 「お前には帰りを待ってくれているやつらはいないのか!?」……。この言葉を当時の人々がどれだけ胸に秘めていたのか。どれだけ生きて帰りたかったのだろうか。
 国に殉じるという「建前」で命を投げ捨てさせられ、特攻をさせられ。最後の言葉である遺書にすら本当の「気持ち」を書くことが許されない。
 そんな戦争の最中で「生きる」「生き残る」という強い意志を持っていた彼。彼は最後になにを思ったのか。
 「その頃には、どんな世界になっているんでしょうね……」。このシーンになるたびに辛い思いを感じる。いまだ世界には悪意が残っている。
 真の意味での「平和」とは、いったいなんなんだろうか。


 以下ネタバレありの感想。

 あらすじ。
 祖父「賢一郎(夏八木勲)」から、血が繋がった本当の祖父「宮部久蔵(岡田准一)」がいるという話を聞いた「佐伯健太郎(三浦春真)」は、姉の「佐伯慶子(吹石一恵)」に誘われて、宮部久蔵について調べることにした。
 しかし、調査を始めてすぐ、宮部久蔵は、臆病者、日本軍の恥さらし、卑怯者だった、などという言葉を聞くことになった。

 これに一度は心が折れそうになる健太郎だったが、癌によって余命わずかの「井崎(橋爪功・濱田岳)」から、ラバウル航空隊での宮部の話を聞いて、もっと祖父のことを知りたいと思うようになる。
 続いて、日本経済界の重鎮「武田(山本學・三浦貴大)」からも、特攻が始まったころの宮部の話が聞けた。彼は、宮部の教え子の一人であり、日本を支えていこうと決意するきっかけを与えてくれたと語った。
 そして、最後に「景浦(田中泯・新井浩文)」という老人から、宮部が特攻で死んだ最後の瞬間を聞いた。宮部は、ある男と零戦を交換したために、自ら助かる命を投げ捨てたと。

 そう、宮部久蔵は、健太郎の今の祖父、賢一郎を助けるために、エンジン不調が起こっていると見抜いた零戦を交換していたのだった。
 最後まで、妻のため、娘のために生き残ろうとあがいてきた宮部は、かつて自身を救ってくれた教え子賢一郎に未来を託して、散っていったのだった。

 終わり。

2013-12-21 : 映画関連 : コメント : 0 :
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