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小説「フレディ5 ハムスターのタイムトラベル大冒険」

 最初は懐かしさから読み始めたフレディも、気がつけば終わり。とても熱中して読んでしまいました。
 一巻一巻で綺麗に終わりながら、フレディの心境というか、想いが徐々に変化してゆくのは、読んでいて分かりました。
 今までも、ぎりぎりの決断はしてきましたが、完結となる第五巻では、フレディはさらに大きな決断をします。
 そこにも注目ですね。

 「フレディ」シリーズ完結編。
 知的なハムスターフレディが巻き込まれる事件。今回はついに時間の壁すら突破!
 ということで、今回はついに約束の地アッシリアが登場。あなたにとってのアッシリア(理想郷)とは?

 「思いやり」と「決断」をテーマにしながら、可愛らしいハムスターフレデイたちを魅力的に描ききっており、最後の方では、うるっときた。
 最後まで読んで良かったと思えた作品。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 すっかり作家として有名になったフレディ。彼の元に、タイムマシーンで時間旅行をして、息子の病気を治すため、過去の人物の遺伝子を手に入れてきて欲しい、と、ゴルドーニ博士という人物がやってきた。
 頼みを引き受け、十字軍がいた過去のシリア、つまりフレディたちハムスターが言うところの、理想郷「アッシリア」に、時間旅行をするフレディたち。

 彼らはそこで、可愛らしい女の子のハムスター、優しい女の子とその父親などの助けを借りながら、(エンリコとカルーソが騎士に捕まるという問題も起きたが)無事に任務を達成する。
 だが、現代に戻ったフレディは、シリアの風景が頭から離れなかった、ケージで暮らし、パソコンで文章を打つことが、本当にぼくのするべきことなのだろうか。

 悩みぬいた末、フレディは家族たちと別れ、過去のシリアに戻って暮らすことを決めるのだった。

 終わり。

 と言う感じ。
 今までアッシリアについて想いをめぐらせていたフレディですが、ついに自分のアッシリアを見つけることができました。
 これはシリア=アッシリアと言うわけではなくて、フレディにとっては、その時代の大自然の中で生きて行くことが、一番幸せ、生きていると、感じることができる、ということなんだと思います。

 だから、私たちはひとりひとり、自分自身にあったアッシリアがあるのではないかな、と思います。
 あ、ちなみに説明しておくと、ハムスターにとってのアッシリアとは、いつかくる解放の日に、全てのハムスターが集う場所で、食べ物はいくらでもあり、巣穴はいくらでも掘れる、と伝わっている場所です。

 フレディが選んだ現実のシリアは、そこまで住みよいものではありません。それでも、「生きている」という実感が、やっぱり一番大事なんでしょうね。

 ハムスターのフレディ、ネコのウィリアム、モルモットのエンリコとカルーソ。
 魅力的な動物たちに、楽しませてもらいました。

2015-03-27 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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