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映画「許されざる者」感想

 私にとって西部劇といえば、これ。
 クリント・イーストウッド作品の中でもかなり上の方で好きな作品です。
 題名でもある「許されざる者」……、果たしで誰がそうなのか。複雑で、奥の深い物語です。

著者 :
ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日 : 2010-04-21
 人間の行動の理解不能さを描く。
 過去の悪事を忘れてのどかに暮らしながら、それでも殺しを行ってしまう「許されざる者」を、イーストウッドが演じる。

 自業自得。暴力に暴力で対しても、結局、それは新たな悲劇を生む、悪循環になってしまう。
 人間たちは、各々複雑な想いを持って行動するが、それが行過ぎたばかりに悲劇をうむ。

 静かなストーリーと、イーストウッドの味が存分に出た名作。

 あらすじ。
 荒くれとして悪名高い「ウィリアム・マニー(クリント・イーストウッド)」という男がいた。今では、彼を愛してくれた妻を亡くして、子ども二人で農場を営みながら質素に暮らしていた。
 そんな彼の元に、「スコフィールド・キッド」という若者がやってくる。娼婦を殺しかけた男に懸賞金がかかっており、一緒に殺して報酬を山分けしないか、とのことだった。
 生活の苦しかったマニーは、十年ぶりに銃を持ち出し、かつて相棒だった「ネッド・ローガン(モーガン・フリーマン)」を連れて現場へ向かった。

 やがて、対象の二人を殺害することに成功するが、ネッドが、町を暴力的に支配する保安官「ビル」に捕まり、拷問の末頃されてしまう。ネッドは、人はもう殺せない、と、降りていたというのに。
 責任を感じたマニーは、町へ戻り、保安官を殺害して、再び子どもたちのもとに帰ってゆくのだった。

 終わり。

 今見ても、やっぱりマニーが、許されざる者なのかな、と私は思いました。
 彼は非情(何か理由があるのかもしれませんが)を行いながら、愛した女性と生活することになりました。しかし、結局過去の殺しからは、逃げられない、という感じでしょうか。
 彼を愛した女性が、なぜ彼を愛したのか、どこで出会ったのか、そういった点が分かれば、より何かが見えてくるのかもしれません。しかし、真実は闇の中。
 マニーは最後に、子どもを連れて再び姿を消します。その後上手くいったのか、あるいは、また殺しから逃げられないのか。

 そういった想像力を膨らませてみることができる作品は、面白いですよね。

 イーストウッドと言えば、悪い言い方ですが、いわゆるB級映画にも多く出演していて、むしろ初期はそっちがメインだったと思います。その後に売れても、やはり乱暴なイメージは拭いきれない感じはありました。

 この「許されざる者」でも、確かに銃を撃つ荒くれという役をイーストウッドはこなします。
 ですが、乱暴な中にも、マニーには、何か信念らしきものが見えるように思えます。ダーティハリーでもそうですが、イーストウッドは、芯の通った男を演じるのが上手いな、と思いました。

2017-04-14 : 映画関連 :
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