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小説「極大射程 下」感想

 極大射程下ですが……、素晴らしい本でした。
 ミステリ(でいいのかな?)本ですが、追う者と追われる者の、駆け引きが本当に面白い。
 どっちが追っているのか、どっちが勝っているのか、緊張感あふれる文章は見事でした。

 もう、読み終えたときには、満足、の一言に尽きる。
 今まで、謎の組織に、追い詰められてきた主人公「ボブ」が、わずかな手がかりから反撃に転じる。
 今までに細かく、さりげなく混ぜられていた伏線を、綺麗に回収し、見事なまとめ方をしていた。

 前半部分のはらはらする緊張感、後半部分のすかっとする逆転劇。
 今まで読まなかったのは、損失だったと思えるほど、格好良い物語だった。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 FBIの捜査官「ニック・メインフィス」を人質にしたボブは、無事に犬の「マイク」を埋葬することに成功するが、その後立てこもっていた教会に火がつき、焼死したと鑑定された。
 続けて、シュレック大佐は、ニックがラムダインのことを調べていることを知ると、自殺に見せかけて殺そうとした。だが、その計画は阻止された。生き延びていたボブの手によって。

 その後、ボブとニックは協力して、シュレック大佐の裏をかいて、徐々にラムダインを追い詰めてゆく。証拠となるビデオテープや、書類も手に入れ、あとは生き残るだけだった。
 大司教が暗殺される原因になったパンサー大隊を打ち破り、手を下した狙撃手ロン・スコット、シュレック大佐を殺すことに成功するのだった。

 しかし、ラムダインの動かぬ証拠を破棄したボブは、法廷で苦しい戦いを強いられる……。と思いきや、事件に使われたとされる証拠のライフルが、ボブの細工によって撃てない事が判明し、ボブは無罪となる。
 結果、ラムダインは壊滅し、つながりのあったランサー委員会も多く入れ替わることになった。

 ボブとニックは、それぞれの愛する女性と、新たな人生を歩みだしたのだった。

 終わり。

 私が気づいた伏線は、たぶん全部回収されていたと思います。
 それだけ組み立て方や文章が丁寧で、読みやすく、満足のいくものでした。頭の片隅で残っている、あれやこれ、が、綺麗に繋がるときには、思わず唸るほど。

 登場する人物たちも癖がありながら芯が通っていて、魅力的な人物ばかり。ひとりひとりの考えや目的はなんだったのか、想像が膨らみます。
 彼らも結局、国や政治に翻弄された、とも取れますが。

 こういう巨大な陰謀に少ない人物で立ち向かう話しは、どこまでやるかのさじ加減が難しいと思います。
 しかし、ボブは容赦なく殺してゆくので、今までさんざんやられていたのを一気にお返しするのには、すっとする部分もありました。

 極大射程、面白かったです。

2013-11-16 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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風見澄香

Author:風見澄香
 据え置きはPS4しかないSONY大好きな雑食管理人。
 購入するゲームはほとんどPS4のもの。
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