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小説「極大射程 上」感想

 「極大射程」は、「スティーヴン・ハンター」氏による推理小説です。
 主人公「ボブ」が登場するシリーズでありますが、上下で一応完結しているので、そこは安心。
 映画化もされていて、それで名前だけは知っていました。今回は、偶然見つけたので、思わず読んでしまいました。

 内容としては、かつての名スナイパーが巻き込まれた事件について、かな。暗躍する組織との孤独な戦いがメインです。

 「狙撃」を題材にして、何者かの謀略によって、追われることになった元スナイパー「ボブ」と、狙撃をしくじったFBIの男「ニック」の視点を入れ替えながら進む。
 息もつかせぬスピード感ある文章は見事。よく練られた設定とストーリーには、思わず唸る。
 銃器のマニアックな描写も、(ところどころ調べながら読む必要があるが)個人的には好み。

 上巻での引きも良い。これでは早速下巻も読んでしまおうとなる。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 アメリカ軍の名スナイパーとして、怪我で除隊するまで戦ってきた「ボブ・リー・スワガー」という男がいた。今ではライフルとともに、ひとり隠遁生活を送っていた。
 そんな彼に、謎の組織から依頼が舞い込む。なんでも、大統領暗殺のために、中東に雇われたスナイパー「ソララトフ」の逮捕に、協力してほしいというのだ。ボブと彼の相棒「ドニー」を撃ったスナイパーを。
 だが、ボブははめられた。ソララトフ逮捕のために動いていたボブだったが、大統領狙撃を利用した、エルサルバドルの大司教暗殺事件の犯人にされてしまったのだ。

 協力者だった「ペイン」に撃たれ、負傷しながらも、どうにか脱出することに成功したボブ。その後逃亡を続け、ドニーの未亡人「ジュリー」に助けを求めた。
 彼女の協力もあって回復したボブは、彼をはめた組織を潰すため、再び故郷へと戻るのだった。

 終わり。

 どこまでもボブが格好良い。良いアメリカンスタイルでした。
 彼は冷静に現実を見据えるだけでなく、感情的な面もあって、人間として非常に魅力的でした。

 ボブは戦争中に、長距離狙撃によって相棒のドニーを失い、自信も後遺症の残る怪我を負いました。それを利用されたのが、今回の事件です。
 謎の組織「ラムダイン」に属する「シュレック大佐」なる人物が仕込み、計画した事件でした。

 この「ラムダイン」なる組織が一体何なのか、それは上巻ではぼんやりとしか明かされません。構成員が多く存在していて、世界規模のつながりを持つ、ということだけしか。

 この組織をボブは突き止めることができるのか。そしてどうするのか。
 下巻が楽しみですね。

2013-11-10 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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