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小説「動物と話せる少女リリアーネ1 動物園は大さわぎ!」感想

 面白かったです。児童書は、文章が読みやすく、しかも、メッセージ性が強く、いくつになっても面白い。
 「動物と話せる少女リリアーネ」は、文字通り、動物と話せる少女リリアーネの成長物語です。
 また、二人目の主人公として「イザヤ」というリリアーネのひとつ年上の少年も重要な立ち位置にいます。
 シリーズものですが、一巻は一巻で、きちんと内容をまとめてくれていたので良かったです。

 動物と話せるという特殊な才能を持った少女「リリアーネ」が主人公。
 一巻では、早速彼女の能力を駆使して、動物の話を聞いて問題解決に貢献していた。
 動物と話すことができるという、動物好きにとってはたまらない才能――現実で話して上手くいくかは別として――を、これからどうやって用いて、活躍してゆくかに期待。

 児童文学のために読みやすい文章ながら、いじめ、他者とは違うことによる恐怖、などの暗い問題も取り入れられていて、それを解決しながら、勇気というテーマに沿って書かれていた。

 一巻でひと段落でさせたが、次巻以降がとても気になる仕上がりだった。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 動物と話すことができるという秘密を抱える小学四年生の少女「リリアーネ・スーゼウィンド(以下リリ)」は、それが原因で何度も転校をしていた。
 しかも、今度の転校先では、女の子のグループから、いじめを受けるなど、今までよりも悪化しているように思えた。

 しかし、孤独を嫌う小学五年生の天才少年「イザヤ」と出会ったことで、流れは変わった。
 クラスで行った動物園で、ゾウのマルタが、耳の異常をもって苦しんでいることを知ったリリは、秘密を明かして、園長と獣医に通訳したことで、マルタの体調は回復した。
 さらに、マルタの子どもを買い戻すため、今までのイメージが変わることを覚悟しながら、イザヤはクイズ大会に出場し、賞金を得ることに成功した。

 二人は、それぞれの秘密を明かしたのだ。
 その後、再び動物園に向かうと、いじめの主犯「トリクシィ」が原因で、リリがホッキョクグマのプールに落ちる事件が起きて、リリが動物と話せることが知れ渡り、また、トリクシィは仲間だと思っていたメンバーに見放された。

 リリは、天才少年イザヤと、いじめを強いられていた少女「ピア」という、友人を得たのだった。

 終わり。

 他者と違う秘密を抱えているということは、小学生という年代では非常に苦しいことだと思います。そもそも、人間は組織にあわないものを排除しようとするものですから。

 リリアーネは、動物と話せる、植物を元気させる、ということができてしまう能力の持ち主で、それがゆえに転校を繰り返し、友人も作れずにいました。
 しかし、今回は、同じ他者と違うという悩みを持つ少年との交流をきっかけにして、今まで隠していた秘密を明かし、良い方向へと向かうことができました。

 彼女が決心する場面では、思わず頷いていました。

 そしてイザヤは、小学生でありながらゲーテの詩集を読むほどの頭が良い少年。しかし、頭が良いと、今一緒にいる人たちに距離を置かれるのではないか、昼休みに遊べる人がいなくなるのではないか、という恐怖から、平凡なように擬態していました。

 しかし、リリとともに一歩前に踏み出し、かつてよりずっと楽な生活を遅れています。

 二人の、勇気、成長、頑張りにこれからも期待したいですね。

2013-11-30 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 1 :
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動物と話せる少女リリアーネ大ファン♪(//´ω`//)
めちゃくちゃ面白いですよね!小学校で読んだけど、ドキドキワクワクでした!でもいろんな事情で学校辞めたんです。だから、本屋さんで探していて…大ファンで、大好きで、心がふんわり包まれます!早く本屋さんで本を買いたいな♪
2017-05-13 17:16 : 小説大好き小学生 URL : 編集
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