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映画「ペイルライダー」感想

 映画「ペイルライダー」は、1985年公開の古典的西部劇映画です。
 主演、監督はクリント・イーストウッド。これ以前に、「荒野のストレンジャー」があり、この後に「許されざる者」があります。イーストウッドにしてみれば、過渡期にあった作品ではないでしょうか。
 さて、肝心の内容ですが、もうあふれんばかりのダンディズムに出だしから興奮は最高潮。躍動感あふれる馬に、多くを語らない謎に満ちた男、そしてなにより、ガン対決の描写と。
 救いのある話で、それも高得点。

 「俺は勇者じゃないが、臆病者でもない」

著者 :
ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日 : 2010-04-20
 ダンディズム香る名作西部劇。
 イーストウッドの格好良さが最高。全体的に淡々と進むんだけれど、それがまた良い。
 ふらっと現れ、ふらっと去ってゆく「ペイルライダー」に扮するイーストウッドが、悪党に「死」を持ってくる……。
 悪党もまた渋くて良い。あっという間に退場してしまうが、彼が最後に残す言葉が非常に気になる。

 一体、彼らの過去に何があったのか。ぼんやりと提示されるだけで、人物像は見る側にゆだねられている。
 「ペイルライダー」は、正義の味方でも良いし、あるいは、等身大の苦悩する男でも良い。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 金の鉱山を掘ることで生計を立てているアメリカのとある村に、村人を助けた縁で、旅の「牧師(クリント・イーストウッド)」が訪れた。
 だが、その村人が持つ採掘権利を、富豪の「ラフッド」が狙っていた。そのため、雇った荒くれを使って、さまざまな嫌がらせ(家畜を殺す、暴行を与えるなど)を村人に行っていた。しかも、保安官も買収され、助けは見込めない。

 だが、ラフッド一味による犯罪行為を、牧師がことごとく退けてゆく。その姿に、すっかり参っていた村人たちに活力が戻ってきた。しかし、自身の持つ鉱山を掘りつくし、新たな鉱山が欲しいラフッドは、追撃の手を緩めない。
 まず牧師をお金で買収しようとするが、失敗。次に村人に立ち退き料を払って団結を乱そうとするが、失敗。最終手段として、人殺しもいとわない保安官「ストックバーン(ジョン・ラッセル)」を投入した。

 ラフッドに呼び出された牧師は、ストックバーンと一騎打ちをする。だが、牧師の圧倒的な射撃技術で、スットクバーンは負けた。最後に、「貴様は!?」と驚愕して。

 終わり。

 牧師……、 本当にただの牧師なのか、あるいは超常的な存在なのか?
 推測できるものとしては、村人の少女の信仰(牧師は、少女が飼い犬を殺され、助けを祈ってからやってきた)という描写、ペイルライダーなんて名前はまんまですが、分かりません。
 どんな過去があったのか、どんな人物なのか、それは私たちが勝手に想像するしかありません。

 ストックバーンは、牧師は死んだはずだ、と言っていましたが、最後に、顔を見て驚いていました。二人にはなんらかの因縁(仲間か、あるいは追うもの追われるものか)があったのは確実。そして、ストックバーンが撃ち殺したのかもしれません。

 主役であるはずの牧師。その過去は一切明かされません。牧師はただふらっとやってきては、弱者を虐げるものに罰を与え、去ってゆく、謎めいた男です。
 だけど、それが良いんです。多くを語らず、ただ淡々と仕事をこなす。そして役目を終えたら、後のことは、残されたものたちが解決してゆくだけにして去る。

 まあ何が言いたいかっていうと、寡黙な男、格好良いじゃないですか、ということ。

2016-05-16 : 映画関連 :
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