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映画「サイレントヒル:リベレーション3D」感想

 やっとこさ見にいくことができました。
 今回見てきた映画「サイレントヒル リベレーション3D」は、かの名作ホラーゲーム「サイレントヒル」シリーズの映画化となります。
 前に一度映画化もされていて、今作はさらにその続編となっています。見ている最中は存分に怖がらせてもらい、満足のいった作品でした。ちょろい。

 だた、サイレントヒルと言えば、病んでいながらも、美しく残酷な世界観と、静かなストーリー性の高さ、作品が持つ異常性が最大の魅力だと思います。
 その点では、グロテスクさを押し出し、びっくりスプラッター・ホラーに近くなってしまった本作品は残念なところでもあります。
 あまり必要ないだろうグロテスク描写が多くて、少々気分が悪くなるほどでした。

 ちなみに、私はゲーム、1234、と、前作の映画、及びその小説版を視聴・プレイ済みでの感想となります。ただし、記憶もおぼろげなので、そこまで気にしないでください。

 まったくもって可もなく不可もなく。
 原作の空気を活かした前作の続編なのに、原作の空気が死んでいる。
 ストーリーも、どうしてそうなる、という展開。無意味に激しい残虐描写。
 「処刑人(レッドピラミッドシング)」の存在がなければ星ひとつ減っていたかも、という感じだ。
 ようするに、B級。サイレントヒルの持つ「静かな狂気を孕んでいる」という特徴を活かしてこそ、だと思う。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 18歳の誕生日をまもなく迎える少女「ヘザー・メイソン」は、たびたび「サイレントヒル」という場所で起こる悪夢を見ることがあり、そのたびに父親「ハリー」に心配されていた。
 そんな彼女の日常は、ある日突然終わることになる。サイレントヒルに存在する「教団」の手によって、父親ハリーがさらわれ、ヘザーは父親を救うべく、行ってはならないと言われていたサイレントヒルに向かうことになったのだ。

 そこは、「闇」が支配する世界だった。教団の一員だったヴィンセントの助けを借りて、徐々に真実へと近づいてゆくヘザー。
 やがて、彼女は自身が、魔女として火あぶりにされ、恨みのみで生き続けた少女「アレッサ」の善の心「シャロン」であることを知る。

 そして、愛を知るシャロンは、彼女を取り込もうとした悪のアレッサに打ち勝ち、善の心を持ったまま、再びひとつとなった。
 そして、教団を牛耳る全ての権化「クローディア・ウルフ」を、処刑人「レッド・ピラミッド・シング」の助けを借りて倒し、サイレントヒルを闇の支配から解放することに成功するのだった。

 終わり。

 サイレントヒルシリーズは、最近では主な活動の場所を海外に移っているのか、様相が変わっていて私は手を出していません。
 しかし、サイレントヒルは大好きなゲームですし、この作品が持つ独特の「空気」は、前回の映画化でも存分に活かされているように思えました。

 同じホラーゲームの有名どころでは「バイオハザード」がありますが、あれがリアル系なホラーだとすれば、「サイレントヒル」はオカルト的なホラー。
 そういった雰囲気を好む日本人にとっても、とっつきやすいものだったのでは、と思います。
 またバイオハザードが徐々にアクション性とパニック性を高めていったのに比べて、サイレントヒルはどこか病んでいるような、静かな雰囲気を維持したまま、シリーズを続けていきました。
 評価が分かれるところでしょうが、どちらの路線も正しいでしょうし、私はどちらも好きです。

 さて、そんなサイレントヒル二回目の映画化ですが、これはゲーム版1を下地にした前作映画の続きであり、ゲーム版3の要素を加えた作品です。
 大体の設定は3を踏襲していますが、本来活躍するキャラクターが活躍しないで終わってしまったり、役どころが変えられていたり、クリーチャーの活躍も微妙だったり。
 あんまり、リスペクトが感じられなかったです。
 生理的に嫌悪感を覚えるクリーチャーのデザインはよかったですし、ゲーム版と同じ主要な場所へは行くのですが……。

 その点では、映画版1は上手くゲームの雰囲気や設定を取り込んで、オリジナルな作品へと昇華させていたと思います。ゲーム版に思い入れがある場合、ここがつまづくところになるでしょう。

 ただし、最後のレッドピラミッドとクローディアとのバトルはかなり盛り上がります。
 レッドピラミッドシングはもともと2での主人公の罪の表れだったのですが。今作ではアレッサが生み出した守護者となっているので、シャロンも守ってくれたようです。

 私としては、とても楽しく見れました。ゲームをやっているとわかるファンサービスも豊富でしたし。
 もちろん、不満もあって、結局のところ驚かせて怖がらせる場面が多くて、一般的なホラー映画の範疇におさまってしまったという印象でした。
 直接的にグロテスクな描写で怖がらせない、というサイレントヒルらしさがあまりなく、その点が残念ではあります。

 では、あまり内容には触れていませんが、感想はこんな感じで。そのうち前作の感想も書きたいですね。

2013-08-03 : 映画関連 : コメント : 0 :
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