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小説「RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた」感想

 ようやく三巻を読み終えました。もっと早く読み終えていたけれど。
 今回はまたひとつ壁を乗り越えた、という感じでしょうか。彼らは子どもだから、庇護も必要だけれど、自分から一歩踏み出してみることも、また大事なことなんでしょう。
 それで大人たちに迷惑をかけてしまっても、それはきっと必要なこと。

 これは良い青春物語。
 大人たちの思惑に翻弄されながらも、自己を確立しようと頑張る少年少女たちのお話。
 今回は、「友人」「家族」についてがテーマ。

 引っ込み思案だった主人公泉水子も、徐々に成長しているのが良く分かる。対話しようとしなければ、想いは伝わらないし、理解しあうことも無理。
 コミュニケーションの手段はそれだけではないけれど、相互理解には対話がもっとも近道。
 お互いを想うあまりに暴走することもあるが、気持ちをぶつけ合わないと問題は解決しないのだろう。

 深行の態度が徐々にやわらかくなってきて、彼もそろそろ落ち着いたのだろうか。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 生徒会執行部に入ることになった泉水子は、執行部の都合に加え、真響の誘いで夏休み中、戸隠にある宗田家を訪れることになった。
 はじめて、友人の家に泊まることを喜ぶ泉水子だったが、雪政も佐和(泉水子の神社で働くお手伝いさん)も、あまり良い顔をしなかった。
 どうやら、山伏と枝分かれし、忍者となって現代を生きる戸隠には、確執があるようだった。

 そして戸隠での合宿が始まった。はじめての友人の家を訪問することに喜ぶ泉水子だったが、真響は、泉水子のことを思って深行の本音を聞きだそうと、少々危険な行動にでた。
 どうにか和解するが、今度は真夏が飼い馬の「タビ」が死んだことで、真澄と同じ心臓を持つ自分が死んでしまったら、真響と一緒にはいられない、と、真澄とともにどこかへ消えてしまう。

 慌てて真夏を探す泉水子たちは、やがて真澄の本体である「九頭竜大神」との対決を経て、真夏をこちら側に取り戻すことに成功するのだった。
 だが、助けに来てくれた泉水子の母「紫子」から、これから試練はまだ続く、と不穏な言葉も受け取るのだった。

 終わり。

 真響、真夏、真澄の三人関係は、アニメよりもこちらの方が詳しく描写されていて、納得することも多々。そんな思惑だったのかぁ、と。
 しかし、何の打算もない友人関係の構築は、まだまだ難しそうですね。真響は式神を見抜ける泉水子を使いたいでしょうし、深行は雪政との確執があります。

 まあ、友達は慈善事業じゃないですからね。持ちつ持たれつの関係が、長続きする要因なのかもしれません。

 さて、泉水子は、今回姫神の力を借りず、自分の力(舞)で真夏を助け出すことができました。その後に紫子の助けがあったとしても、泉水子にとっては一歩前進ということですね。
 まだ姫神になることを恐れてはいますが、これから深行に突っかかれるようになってゆけば、意外と良い相棒になるかもしれません。

 盗撮問題や、ファン問題でぷんすかする泉水子は可愛かったです(笑)。

2014-01-12 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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