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映画「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」感想

 クリント・イーストウッド特集ということで、今回は1986年とそれなりに古い作品である「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」の感想となります。
 実際のグレナダ侵攻という題材を取り扱った作品で、題名となっているハートブレイク・リッジは、主人公である「トム」がかつて戦った場所の異名です。そのため、実際には関わりのない場所ですが、重い意味を持っています。

 古きよきアメリカ、どこか懐かしい印象を与える雰囲気を持っています。
 扱っている内容は重いものですが、アメリカンで軽妙なジョークと、私生活では駄目駄目のトムの頑固さを織り交ぜながら、わざとか予算の都合か、暗い戦闘シーンはあっさりめに描いているので、戦争ものに免疫がない人でも見れるでしょう。

 ここでの経験があって、グラン・トリノに繋がったのかな、なんて思ってしまう。

著者 :
ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日 : 2010-04-21
 グレナダ侵攻を取り扱いながら、その内容は戦争でも政治ものでもなく、熱血教師もの。
 老いた軍人が教官となって、だらけた新兵たちを鍛え上げ、やがていっぱしの兵士になってゆく、ことを見守る作品。
 派手なシーンもないし、全体的にあっさりと仕上げているので、気負わずに見れる。評価は分かれるだろうが、個人的にはプラス。

 なによりイーストウッドから、彼特有の味があるのが見ていて楽しい。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 1983年。古参の海兵「トム・ハイウェイ軍曹(クリント・イーストウッド)」は、平和になった世界に馴染めず、荒れた生活を送っていた。だが、ある日、かつて素行不良で左遷された戦闘部隊である偵察団に復帰することになった。
 そして復帰後、大学出の士官ながら、書類仕事しかしてこなかった隊長「パワーズ少佐」に睨まれながらも、すっかり堕落しきっている海兵隊員たちを鍛えなおしてゆく。

 最初はやる気を見せなかった海兵隊員たちだが、そんな彼らを常に想い、生き残ることができるように鍛えてくれるハイウェイの男らしさに触れ、徐々に打ち解けあってゆく。
 そんな彼らに、ついに実戦の場が訪れる。グレナダで起こったクーデター事件の鎮圧。それが彼らに与えられた任務だった。

 そうして、少数の偵察団を率いて、ハイウェイたちは見事、勝利をおさめることに成功するのだった。

 終わり。

 結局、二時間かけてやってることはひたすら訓練とトムの恋愛模様だけです。最後に戦闘描写があるだけ。だけど、そのおかげで逆に見やすい。描写するシーンを絞ることで、明瞭な内容に仕上げている。
 もうちょっと訓練を通じて心を触れ合わせる描写を多く撮ったほうが個人的には好みだけれど、そのせいで中だるみしてもあれだし、とあまり気にしていない。

 ちょうど良い長さで綺麗におさめたと思います。女性視点から見ても、戦争で戦い、いつ死んで帰ってくることになるか、その恐怖と戦うのがどれだけ辛いか。そういったことが短い場面でぎゅっと見せ付けられる。

 古い映画だけれど、今見ても十分面白いといえる。

2015-06-19 : 映画関連 : コメント : 0 :
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