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小説「RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧」感想

 二巻目も読了。物語の進行はゆっくりながら、主役二人の成長過程を楽しむことができた。
 まだまだ謎かけばかりで、謎が解けるときがいつくるのかどきどき。
 登場人物に凡庸な人間がいなくて、それぞれが特異な性質を持っているという点では、やはりフィクションながら、明瞭さ、娯楽性を考えれば良い塩梅だと感じた。

 またここまで読んでみて、アニメ版はさすがに省いているところが多いし、文章での解説がないから分かりにくいところも多々あれど、仕上がり全体を見てみれば、十分及第点だと思う。

 さる事情で東京の学園に通うことになった少女と少年の成長物語。
 今回は、少女「泉水子」がさらに成長し、少年「深行」との距離も紆余曲折の上で縮まった。

 二人は、大きな秘密の塊である「姫神(物語のキーワード、キーパーソン)」の謎を解明することができるのか。
 果たして、これからどんな形で成長をとげるのか。

 読みやすい構成で、内容もしっかり練られていて先が気になってしょうがない。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 神社を出て、東京の鳳城学園へ入学した泉水子は、そこで再会した深行に加え、「宗田真響・真夏」姉弟と友人となる。
 心機一転、東京で頑張っていこうと決意した泉水子だったが、学年トップである陰陽師「高柳一条」派と真響派との対決に巻き込まれることになるのだった。

 水面下で活動していた高柳のせいで真響が怪我を負い、高柳を宗田姉弟の想いで形作られた神霊「真澄」がこらしめたり、雪政が非常勤講師として就任してきたせいで泉水子と深行の関係がまたぎくしゃくしたり……。

 しかし、雪政から、泉水子は詳しい話を聞くことができた。まず、鳳城学園は、近年減少している神霊と接することができるような、人的世界遺産とも言える人間たちを集めた学校であること。それは国家、世界規模での取り組みであること。最終的な目的は、人類の地球上での生存権を獲得すること。
 以上だった。泉水子にとっては、姫神の力を日本のどこででも発揮することができるかの試金石でもあった。

 加えて、判定者であり「審神者(さにわ)」でもある初代生徒会長「穂高」と泉水子は出会ったり、深行は和宮と突然再会することになったり。
 鳳城学園では、何かが起ころうとしているようだった。

 終わり。

 今回は、泉水子は、他者の評価だけを気にするのではなくて、自分で考えた自分の評価を大事にしよう、という自主性を獲得しました。これにより、山奥で主体性なく育っていた彼女も一皮むけた、という感じでしょうか。
 審神者穂高という存在に目をつけられたり、雪政が泉水子に何を求めているのか分からない不安はあれど、また一つ、確実に成長することができたのでしょう。

 一方で深行は、相変わらず激しい二面性の持ち主。雪政に反発していますが、それが行き過ぎて泉水子を傷つけてしまうなど、もうちょっと寛容になれないのかな、と思ってしまいます。
 もちろん、両親の離婚、ろくに子育てをせず放任する父親、望んでいない山伏の修行をさせる、無理やり転校させて下僕だと告げられる、など。

 これだけみればよくこれでおさまっているな、という感じもしますがね。自己を防衛するのに、雪政に反発しているのですね。

 けれど、なんだかんだで泉水子のことを気にかけていたり、ちょっと意識したり、まだまだ若い微笑ましさがあります。
 泉水子も、深行に対してつっけんどんながら、本音をぶつけることができるなど、能力は正反対ながら、意外と相性の良い組み合わせなのかもしれませんね。

 とまあ、こんな感じで二巻の感想は終了したいと思います。

2014-01-10 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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Author:霞澄香
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