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映画「アイアンマン3」感想

 映画「アイアンマン3」を見てきました。いやあ、見事に見たい映画が固まってしまいましたね……。

 トニーの抱える苦しみと、アイアンマンという名前が持つ本当の意味を描いていました。
 おなじみのトニーのジョークも冴えますし、迫力ある映像はさすが。
 もちろん、好きな作品だからこそ、細かいところが気になりはしますが、今回はまさに完結編と言うにふさわしい仕上がりだったと思います。

 舞台背景程度ですが、内容は「アベンジャーズ」(感想記事へリンク)から繋がっています。

著者 :
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
発売日 : 2013-09-04
 シリーズ三作目になるが、今回も安定した面白さがあった。
 今までとはちょっと毛色の違う内容で、アイアンマンの今後はどうなるの!? という、期待が高まる。
 あいもかわらずの素敵ギミックを搭載したアイアンマンスーツだが、スーツを着ているからアイアンマンなのではない……。
 笑いながら見れる、でもどこか悲しさ(むなしさ)のある内容だった。

 最後はトニーの覚悟を見せてくれるすっきりとした終わり方で、これでアイアンマンも一区切りかと思うと寂しくなる。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 「アイアンマン」である「トニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)」は、「アベンジャーズ」での異星人との戦いの後、無力感を覚えて精神を病んでしまっていた。
 逃げるようにアイアンマンスーツを作り続けるトニーは、ある日、マンダリンと名乗るテログループがアメリカに対して何度も爆破テロをしかけていることを「ローディ中佐(ドン・チードル)」から知らされる。
 その時は少し気にかける程度だったが、トニーの旧友だった男「ハッピー」がテロに巻き込まれ意識不明の重態となってしまう。これを受けてトニーは、マスコミを通じて、自身の家がある住所をばらし、マンダリンに「かかってこい」と挑発する。

 しかし、予想を超えるマンダリンの苛烈な攻撃によって、トニーの家は崩壊。彼自身もほうほうの体で逃げ出すことになってしまう。
 さらに、命をかけて守りたかった「ペッパー(グウィネス・パルトロウ)」、そしてアメリカ大統領までもがテログループに捕まってしまう。

 今回の敵は、とある薬によって異常な再生能力と身体能力を得た超人集団。
 トニーは、ローディとともに、今まで作り上げたアイアンマンの大軍団を率いて、決戦に向かうのだった。

 終わり。

 「心がある」の台詞をまた聞くことになるとは。これは一作目の「トニーにも心がある」のリスペクトですね(敵のグループに所属していた科学者に、トニーが「昔のキミには心があった」と言います)。
 今回は科学者という存在の哀しさを描いていました。最初は、理想や純粋な探究心から始まったはずの科学は、エゴによって歪められてしまう……。なるほど、真理だと思います。
 ロケットを開発した人が、「完成したが、着地点を間違った」と嘆いた、というエピソードもその哀しさをよりいっそう引き立てます。
 これらの内容は、映画「ジェラシックパーク」などでも一貫して描かれていたテーマでもありますね。

 また、トニーとアイアンマンスーツとの決別と成長を描いた作品でもあります。彼の抱える苦しみ。それは無力感だけではなく、自らの心の弱さからも来るものでした。
 今作でトニーは、最後に心臓の破片を取り除き、今まで彼の胸にあったアークリアクター(アイアンマンスーツの動力源)を海に放ります。
 そして、「スーツは私の繭でしかなかった。そう、私はアイアンマンだ」と言い放って終わるのです。これが痺れる。これも一作目ラストの「私がアイアンマンだ」のリスペクトですね。

 他にも、1で出てきたインセン博士などもでており、前作までの内容をかなり重要視していたと思います。

 今作で、彼はようやく、真の意味で「アイアンマン」となったのでしょう。アイアンマンになる条件とは、ただスーツを着ることではないのですね。
 だから、最後に作り上げたアイアンマンスーツを爆破させて花火代わりにするのも、決別の決意なんでしょうね。
 私たちは、自らの心のあり方によって、はじめてアイアンマンたる資格を得るんでしょう。
 確かに、トニーは皮肉屋で自分本位なところもあると思います。それでも、一見飄々としているように見えて、彼は熱い心を持っていたはずです。
 あとは、破壊された邸宅から、ロボットアーム(一作目からいるトニーの助手みたいなもの。ジャーヴィスとは違う)をきちんと回収してくれる愛情を見せてくれるトニーにほっこり。

 まあ、今回の事件も、かつてトニーが関わった人による恨みから始まってしまいましたが。毎回彼が原因な気がしなくもないですけどね(苦笑)。それが理不尽な逆恨みでもなんでも。

 まあテーマとしてはそんな感じでしょうか。
 アクションシーンもさすがに力が入っていて、今回登場するアイアンマンスーツの数はおそらく(見えないところも含めて)三十以上はあるのではないでしょうか。
 アベンジャーズ当事はスーツはマーク7でしたが、今回の最新型はマーク42にまでなっています。遠隔操作もできて、スーツを着たり脱いだりしながら激しくバトルしていました。
 その中でも、スーツがばらばらになったり、ジョークを絡めるなど笑いを忘れない精神も素敵。

 ただ、予告編で気になっていたアイアン・パトリオットが、ぜんぜん活躍しないまま終わってしまったのにはちょっと残念。正体もすぐに明かされますしね。
 あとは、マンダリンの正体にも思わず唖然。あれ? え? あれ? と思わず首をひねってしまいました。

 なんでかと言うと、今回の事件、黒幕はマンダリンではなく、彼はただテロの首領を演じていただけなのです。なので、本当の姿はただの変なおっさんという……。
 これには開いた口がふさがらないというものでした。

 そして本当に敵である超人集団たち。彼らは生身でありながら、スーツを着たトニーと互角に渡り合うほどの力を持っています。驚異的な再生能力と、発火能力を持っているのです。
 なんだか「パラサイトイブ」を連想する能力ですが、これが厄介。死んだと思ったら復活するなどしぶといですし。
 ただこれも一応科学の産物とはいえ、今まではスーツ対スーツの戦いだったので、好き嫌いは分かれると思いますね。
 そしてペッパーさんの予想外な行動!

 そんな感じですが、私としては十分満足のゆく作品ではありました。これからのアベンジャーズ2に向けての二期(?)も期待がふくらみますね。それと、最後は多分ハルクの人かな?

2013-05-01 : 映画関連 : コメント : 0 :
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