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映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」感想

 最新作『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』見てきましたよっ。
 今回の作品は、なぜか、予告編を見るたびに、面白いだろう、という期待がどんどん膨れ上がっていた。
 その場合肩透かしを食らうのが怖いのだけれど、しっかりと予想以上に面白い作品に仕上がっていた。
 ファンサービスもしっかり、内容もしっかり。新声優に代わってからのオリジナル作品の中ではかなり面白いほうだったと思う。
 ドラえもんとのび太の友情がメインテーマ。見ていて笑えて、でも涙も出てくる。

 映画館にみに来ていた人たちも満足げでしたし、子どもも大人も楽しめる、万人にオススメできる名作品だと言えるでしょう。

 主題歌CDもでてます。
 映画ドラえもん最新作の主題歌「未来のミュージアム」を収録。
 映画作品の方もかなり気に入ったし、劇場で聞いていても気分が明るくなる良い曲だと思った。
 もう一方の「だいじょばない」は、イメージとしてあるPerfumeっぽい感じ。
 「未来のミュージアム」が比較的大人しかったのかも。


 劇場でも視聴。
 映画ドラえもんのお約束を守りながら、堅実かつ子どもが楽しめる作品だった。不気味な悪役もいないし、分かりやすさを重視していたように思う。もちろん、ドラえもん好きな大人にもオススメできる。

 大きな事件を扱っているように見えて、のび太とドラえもんの二人の関係=友情に注目して描いている。
 映画作中の登場人物たちも魅力的、かつ、シナリオも無駄のない魅せ方をしていて上手い。
 キャストが入れ替わってからのオリジナルドラえもんの中では、文句のない名作だったし、過去の作品と比べてもそん色ない仕上がりだった。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 ある日、怪盗DXと名乗る人物の手によって、ドラえもんは鈴を盗まれてしまう。僕にとっては大事なものだから、と鈴を探すことを諦めないドラえもん。
 秘密道具シャーロック・ホームズセットを使って、鈴のありかを調べると、未来にあるひみつ道具博物館にあると判明する。

 のび太、ドラえもんに、しずか、スネオ、ジャイアンのいつもの五人は、ドラミから譲ってもらった博物館の招待状を使いひみつ道具博物館を訪れる。
 しかし、五人が滞在中、ひみつ道具博物館に怪盗DXが再び現れるのだった……。なぞの人物、怪盗DXの目的とは一体?

 終わり。

 あらすじは追々詳しく書き直すかも。

 さて、今作は、過去作品のリメイクなどではないオリジナル作品です。
 最近だと新・鉄人兵団が涙腺大崩壊の傑作ではありましたが、本作品も、笑えて、かつ涙腺を刺激されるほんのり温かい名作でした。

 ドラえもんが大事にしている鈴。それは、かつてのび太のもとにやってきたときに、のび太が排水溝に落としてしまい、ドラえもんが「新しいのを買うから良いよ」と言ったのにも関わらず、のび太が泥だらけになりながらも見つけ出したという。
 そんなエピソードがありました。そして「そのとき、僕はのび太くんと本当に友達になった気がしたんだ」とドラえもんは語っています。

 「きみは勉強もダメ、スポーツもダメ。……だけど、良いやつだな」というドラえもんの言葉がじーんとくる。

 結局、鈴は脱いでいた靴の中に泥とともに紛れ込んでいたのですが、今回の最後の鈴探しでも、過去の出来事を思い出したのび太が、ドラえもんの「どこにあったの?」という質問に、「僕の靴の中……、なんてね」と返し、二人の笑顔で物語は終わります。

 さて、作中での怪盗DXの正体は、クルト・ハルトマンというひみつ道具博物館のアルバイトくんです。
 彼がなぜ怪盗DXをしていたかというと、かつて彼の祖父と共同研究をしていたペプラー博士が、隠れながら作っていたペプラーメタル(ひみつ道具に使われるフルメタルの代替品)製造機の完成に必要なデータチップを手に入れるためでした。
 (彼はかつてクルトの祖父との共同実験で事故を起こし、研究所を追われていた。そののち、ドラえもんの鈴とひみつ道具博物館のひみつ道具を修理していた工場に潜りこんでおり、そこで捕まる前に修理中だった道具にチップを隠した。クルトの祖父が偶然見つけたフルメタルは枯渇の危機にあり、代替品が完成すれば世に認められると考えていた)。

 このクルトくんの師匠でもあるペプラー博士の言葉も良いんです。ひみつ道具を開発して、博物館に飾られることを夢見ながらも芽が出ないクルトに、「お前のとりえは諦めないところだ。大事なのは自分の気持ちだ。笑うやつには笑わせておけ!」と投げかけるのです。
 この言葉をしっかりと胸に刻み込んでいたクルトくんは、のび太の「ぼくはすぐにあきちゃって、何も続かないんだ」という呟きに、「きみにも、気がついてない“なにか”があるんだよ」と返します。

 のび太とドラえもん。クルトとペプラー博士。彼らの、友人のために必死になれる。それが大切なことなんだよ。
 そんなメッセージを受け取りました。そんな『友情』の素晴らしさがうたわれていました。

 そして話の作りもうまくて、最初から最後まで、無駄じゃないか? とか、このシーンいるか? という部分がほとんどない(あったとしても気にならない)!
 ミスリードを誘いながら、結末に向かってゆくシナリオの運びが本当に上手だった。

 おなじみとなっている映画版補正がかかったジャイアンや、サービスシーンなどなど、ドラえもんを見続けている人にはくすりとくる部分も多数。
 実際に見てニヤニヤして欲しいし、取りこぼしがあると思うのでここでは書きませんが、最初から最後まで本当にネタが豊富でした。

 タイトルの通り、ひみつ道具がきっちりと主役を務めていて、みていて楽しいです!
 あとは、物語の出だしがドラえもんの「のび太くーん!」だったのが印象的。

 というわけで、本作品は、個人的にはかなり満足のいった作品でした。
 そして恒例の予告ですが、あの帽子を見るに、のび太の大魔境のリメイクではないかと推測。実に楽しみです。

2013-03-10 : 映画関連 : コメント : 0 :
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