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映画「ハゲタカ」感想

 もともとはNHKドラマであり、その映画化となっています。ドラマ時代から見ていましたが、映画版は今日まで見ていませんでした。
 もうドラマ版の記憶も薄いですが、多少の基礎知識さえあればそこまで理解に苦しむこともなかったです。
 最初から最後まで緊張が続いて、とても面白い作品だったと思います。時間的にはちょっと短いかな、と思いましたが、その中で綺麗にまとめていました。

 最初から最後まで緊迫感の続く内容で、見ていて引き込まれた。
 内容も丁寧に描いていたと思うし、制限された時間の中で綺麗にまとめていたと思う。

 綺麗ごとだけでは立ち行かないが、その中でも、夢、希望を持つこと、信念を持って行動することの大切さが伝わってくる。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 「ハゲタカ」と恐れられる手腕を発揮した企業買収人「鷲津政彦(大森南朋)」。彼と盟友「芝野健夫(柴田恭兵)」は、企業買収によって日本を再生させるべく、精力的に活動していた。
 しかし、一向に発展しない何も変わらない日本に嫌気がさした鷲津は、一線から退いていた。

 そんな中、中国が日本企業「アカマ自動車」を買収すべく動いていた。情報から外資がアカマを狙っていることに気づいた芝野は、鷲津に協力を頼む。
 技術発展を狙い、豊富な資金を背景に買収に動き出す投資ファンド「ブルー・ウォール」を率いる「劉一華(玉山鉄二)」。
 対して鷲津と芝野は、それぞれの立場で買収防衛に臨む。

 敵対的買収なのかと言われる中、劉一華は、友好的な買収提案や、自身も残留日本人であることを明かし、マスコミに対する宣伝に成功した。
 一方で鷲津率いる「鷲津ファンド」もアカマを守るために買収を進める。しかし、鷲津を上回る資金力を使って、劉は買収を着実に進めていた。
 最終的に、ブルー・ウォールは公開買い付け二千二百円という値段を提示してきた。中国政府の後押しを受け、資金力は二十兆円にもなっていたのだった。

 そこで鷲津もドバイの投資家の協力を取り付ける。
 しかし、劉は先手を打ちアカマの派遣工を利用して、労働環境へのデモを起こさせた。これを利用した劉は、さらにアカマの買収を進める。

 このままではアカマは買収される、と思いきや、ここまでは全てシナリオ通りだと鷲津は言う。
 鷲津は突如ニューヨーク上場企業「スタンリー・ブラザーズ」の買収計画を発表。これを受けて劉はスタンリーのホワイトナイト(友好企業)として立ち上がった。
 結果、スタンリーはブルー・ウォールの買収計画を受け入れた。しかし、これも鷲津の計画のうち。その後スタンリーの株は暴落し、破綻、背後で糸を引いていた中国政府も同時に打撃を受ける。

 こうして、中国はアカマから手を引かざるを得なくなった。鷲津は、アカマ自動車を守りきったのだった。
 また劉一華も、強盗の手によって死亡。実は本物の劉一華ではなかったことも判明するのだった。

 終わり。

 とても真面目に作ってあり、日本のものづくり精神や、情緒的な精神を誇るという内容であったと思います。しかし、その一方で日本が抱える問題事情に関しても投げかけており、単純な作品ではありません。

 作中で「夢や誇りで食っていけるか」という台詞があるとおり、綺麗ごとだけでは立ち行きませんが、一方で企業も希望を持って活動するべきだと語っていました。
 かつての鷲津や劉、そして芝野へと、各々の想いがつながっていくところが、いいなぁと思いました。

 企業買収におけるマネーバトルでは手に汗握る展開が続き、鷲津がいつ攻勢にでるのかはらはら……。
 彼も単なる金の亡者ではなく、信念を持って行動していますが、今回の話でも、日本の現状にはほとほと嫌気がさしているのでしょう。
 結局、鷲津は守ることはしましたが、再建は芝野に託しました。

 一方で、劉という謎の人物。彼は鷲津を追いかけていましたが、結局、負けてしまいました。彼にも信念があったのでしょうが、やがて金という悪魔に飲み込まれてしまったのではないでしょうか。

 それぞれの想いが伝わってくる作品だったと思いました。中でも印象的な台詞は、「日本は生ぬるい地獄だ」です。

2014-11-24 : 映画関連 : コメント : 0 :
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風見澄香

Author:風見澄香
 据え置きはPS4しかないSONY大好きな雑食管理人。
 購入するゲームはほとんどPS4のもの。
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