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映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」感想

 これも映画館で見る機を逸してしまって今まで見れなかった見たかった映画。
 場面がとびとびで、せわしなかったなという印象でした。
 ダイジェストのような感じだったので、もうちょっと時間をかけて、特に政治家を目指していた下積み時代のあたりを詳しく見たかった。
 とはいえ、適当な長さだったという思いもあるので、難しい。

 実在の政治家の人生を描いたと言うことで、リスペクトした真面目なつくりだったと思う。
 場面が交互に転換したり、やや飛ばし気味というのもあって、もう少し掘り下げて欲しかったという思いもある。

 国民の期待を背負って、政治家として活動しながら、同時に政治に振り回された人生でもあった。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 英国史上初にして唯一の女性首相「マーガレット・サッチャー(メリル・ストリープ)」。
 既に政界を引退して、病気から亡き夫「デニス(ジム・ブロードベント)」の幻影とともに生活している彼女の過去を振り返る形で物語は進行する。

 下院議員選挙戦、デニスとの出会い、彼女の子供たちの成長、そして選挙での勝利。
 選挙に勝ったことで、マーガレットは狂乱の政治活動をこなすことになる。
 労働組合のストライキ、それに対抗する形での党首への立候補と、当選。その後に民族紛争を初めとする問題によって、エアリーという良き支持者を失う事件があるも、マーガレットは首相となった。
 強引な治世によって非難を受けながらも、彼女は自分の信念を胸に、様々な改革を推し進める。

 経済の低迷による財政問題、フォークランド紛争問題、税金と格差問題。
 様々な問題を解決に導きながらも、やがて独善的な言動が目立つようになった彼女は、周囲の議員などの反発もあり、首相を退陣することになったのだった。

 そして現在。
 家族を放って英国に尽くしたかつての軌跡を振り返ったマーガレットは、デニスの幻影に「あなたは、幸せだった?」と尋ねるのだった。

 終わり。

 鉄の女と揶揄されるだけあって、とても強い言葉と意志でもって、英国を復活させた人の人生ということでした。
 彼女ももともとは雑貨商の娘ということですが、そういう父親を見て育ったからこそ強気、かつ民間重視の政治を行ったんだなぁと思いました。
 しかし、それも十年続くと、「自らが(首相になることが)できたんだから、今底辺にいる人間は努力が足りていない臆病者だ」という言葉も目立つようになってしまい、盟友ジェフリーにも見放されてしまいました。

 そこらへんはやっぱり、駄目なら見捨てられるという政治界ですよね。いくら結果を残していても。
 そして長らくの政治活動が、彼女の考え方も歪めてしまったのでしょう。

 マーガレット・サッチャーは、デニスという夫に支えられてはいましたが、彼が亡くなって、初めて家庭を考える時間ができたんでしょうか。
 彼女は政治界で孤独な戦いを続けてはいても、不幸な人生ではなかったと思います。
 最後には幻影のデニスもいなくなりますが、過去を振り返ることで、彼の死を乗り越えたんでしょうね。

 デニスとの別れは物悲しくなりました。

2013-01-10 : 映画関連 : コメント : 0 :
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