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小説「デビルバスター1 至宝の乙女」感想

 『黒雨みつき』氏によるファンタジー小説です。出版はエンターブレイン。webからの書籍化です。
 ジャンルとしてはハイファンタジーになるのかな。現実とは関係のない、完全なファンタジーの世界での物語です。

 ファンタジーらしく、魔という悪役相手に戦う主人公たちの成長物語。
 設定は、そこまで複雑すぎず、分かりやすい。

 女性アレルギーで、ぱっとしない情けない男が主人公なので、彼がこれからどう成長していくか。
 またメインヒロイン(?)との関係がどう変わるのか期待。

 ちょっと主人公が情けなさ過ぎるかな、とは思うけど、周りがしっかりしたプロだから相対的にそう見えるのかも。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 とある大陸。『魔』(凶暴な生物で、通常の武器では傷を与えられない)と呼ばれる存在の脅威にさらされながら、人間たちは生活している。
 主人公、ティース(ティーサイト=アマルナ)は、学園都市ネービスの学校に通うシーラ(シーラ=スノーフォール)の学費や生活費の面倒を見るため、傭兵(何でも屋、便利屋)をしていた。

 ある日、彼は『人魔』(人型の魔。知能が高く、強力)に襲われている貴族を助ける。
 その助けた貴族、ファナ(ファナ=ミューティレイク)は『魔』と戦う専門のデビルバスター部隊『ディバーナ・ロウ』の将帥だった。
 彼女に勧誘され、またシーラの学費を稼ぐため、デビルバスター見習いとして参加することになったティース。

 やがて、部隊メンバーとも打ち解けていくが、任務の最中、仲の良かった隊員サイラスが亡くなってしまう。
 ショックを受け、サイラスのような信念もない自分は、これからどうすれば良いのか、迷いながら家に戻ったティースは、シーラが誘拐されたことを知る。

 幸い、誘拐されたのは数時間前だったため、ディバーナ・ロウの隊長たちの助けも借り、連続誘拐殺人犯だった『人魔』を倒し、ティースは無事にシーラを救い出すことができた。

 『魔』の悪意によって引き起こされる理不尽な悲劇。
 ティースは、悲しむ人を一人でも減らすため、デビルバスターとなることを決意するのだった。

 終わり。

 成長する主人公です。
 女性アレルギーだったり、馬車に弱かったり、軟弱なところもありますが、ここぞというときには爆発的な能力を発揮するタイプでした。
 でも女性アレルギーの設定とか必要だったかなぁ? 二巻では女性部隊に配属されてからの物語だそうですので、これから役に立つのかな?

 まだまだティースには隠された力というか、潜在能力が眠っているような描写があったので、これからの成長に期待ですね。技術が未熟と評価されていましたし、対『魔』の技術が追いつけば、強くなれるでしょう。
 一巻の時点では、まだまだ気弱な部分が多くて……、等身大と言えば聞こえは良いですが。

 ヒロインのシーラは、ティースに対しては、養ってもらっているという負い目があるのか、何か理由があるのかは分かりませんが、どうもつっけんどんな態度。
 一方のティースはどんだけ馬鹿にされようと、シーラを大事に思っている(恋愛感情ではなさそう?)ので、彼女がこれからどうなっていくのか、にも期待できます。
 彼女の親がティースの恩人だとのことで、それも今後明かされていくのかな。

 後は、戦闘部分はあっさりとしていました。
 とはいえ、相手が弱っていたり、達人がさくっとやっちゃったり、と長引く戦闘ではなかったので、これからティースが戦闘をするようになれば、徐々に盛り上がってくるのでしょう。

 全体として、面白い作品でした。
 まだまだティースは軟弱で足をひっぱっていますが、これからの成長が楽しみですし、『魔』についての謎が明かされる日が来るのも待ち遠しい。

 そんな感じで、続きが楽しみな作品でした。

2012-12-07 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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