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小説「うちのメイドは不定形」感想

 この作品は、数々の人間を発狂させてきたクトゥルフ神話を下敷きにしたハートフルラプソディです。
 とは言っても、あくまで一部の根底にあるというだけで、基本的にコメディなので、まさか正気を失うこともなく、あっさりとしていて面白い話でした。

 不定形なメイドさんとのどたばたコメディ。
 恋愛要素はなく、可愛らしいメイドさんの愛嬌を楽しむ作品。

 起承転結が綺麗にまとまっているので読みやすい。
 クトゥルフ神話が下敷きだけど、知識はなくても大丈夫。


 以下不定形メイドのネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 極度の本の虫で生活力がないというところ除けば、ごく普通の高校生トオル。ある日、彼の元に学者をしている父親から荷物が送られてきた。
 その荷物に入っていたものこそ、太古の不定形生物ショゴスこと「テケリ」さんだった。メイドさんの姿をとって、トオルの身の回りを嬉々として世話するテケリさん。
 平和な日常を求めるトオルは少し困惑しながらも、それなりに楽しんで新たな生活を始めた。

 しかし、同じ学校に通っていたハーフの少女「あさひ」が、テケリさんを見たことで問題が起きる。
 あさひは、かつて結社と呼ばれる魔術師集団に所属していた凄腕の魔術師だったのだ。現在、結社から追われているあさひは、ショゴスを使役するトオルを追っ手だと判断。

 やられる前にやれ、と攻撃をしかけてしまう。
 そして、テケリさんをかばって瀕死の重症を負うトオル。その時点で冷静になり、ようやく追っ手ではないと理解したあさひは、テケリさんの細胞を利用してトオルを助ける方法を示し、無事に成功する。

 再び以前のように友人関係に戻ったトオルとあさひ。そこに不定形のメイド、テケリさんを加えて、彼らは平穏な日常を過ごすのだった。

 終わり。

 クトゥルフ的な内容はあくまで下敷きで、一般人であるトオル視点で話は進むので、それに関する知識はなくても読めると思います。
 なによりテケリさんが愛嬌あってかわいいですしね。イラストもよかったです。この作品はテケリさんの愛嬌を読むものでしょう。
 分裂して生まれるちびテケリさんもかわいい。

 恋愛的な要素は前面にでてこなく、基本的にコメディな内容でした。

 内容はこれ一冊で完結していて、起承転結も綺麗で混乱することなく読めたので良かったです。

2012-12-03 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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