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小説「町民C、勇者様に拉致される1」感想

 アルファポリスより出版された著者『つくえ』氏によるファンタジー小説です。

 二巻を読み始める前に一巻の内容をまとめておくついでに感想を書く!
 まだ一巻なので、伏線をちりばめる段階でしたが、主人公である町民C同様、能天気に構えてあっさりと読んだほうが良いかな。そこまで難しく考える必要はなさそうです。
 軽い文章に抵抗感がない人とか、なれている人にはオススメ。さくっとした一人称で進みますしね。値段も1200円+税なら、文庫になっている過去の名作を二冊買えるだろ、という人にはオススメできない。

 一般市民視点で進むほのぼのストーリー。
 事件に巻き込まれるんだけど、勇者様が解決してくれるので、そこは安心。
 出てくる登場人物の役割などがはっきりとしているので、分かりやすく読みやすい。
 文章は一人称で好みが分かれる。

 これからシリアスになりそうな伏線もあって、ストーリーが気になるところ。


 以下ネタバレ含む感想。

 あらすじ。
 とある町に住む一般庶民である「町民C」。朝、仕事場であるパン屋に向かおうとしたところ、街にやってきていた「勇者」様につかまってしまう。
 荷物運びで連れて行かれたのは、勇者の相棒である「神官」様の待つ宿屋。そこで町民Cは、勇者の旅に同行するように言われ、断れずに了承する。
 国の中枢である星都(首都)にある神殿につれてこられた町民Cは、星原樹(とにかく大きい樹木)の枝を運ぶ「神子」としての教育を受けることに。

 しばらくして、魔物によって生まれる瘴気を祓うために勇者に呼ばれた町民C。星術(いわゆる魔法)によって転移して、待機していた神官と協力して浄化する。
 その帰りに立ち寄った街、泊まることになった領主館に潜んでいた魔物の襲撃を受けるも、とっさに星術を使った町民Cの活躍もあって、無事に魔物と瘴気を無力化することに成功した。

 なんだかんだと流されて、初の正式な神子となった町民Cは、勇者、神官とともに魔物がいなくなるまで(あるいは自らが死ぬまで)、浄化の旅をすることになるのだった。

 終わり。

 まあ荒いですけどこんなものでしょう。一般人が勇者の剣に選ばれて魔王退治に出るみたいな話ですね、単純に言えば。
 世界も科学が発展していない中世的な文明です。ファイナルファンタジーとかのファンタジー風味ですね。

 結構面白かったです。主人公がバッサバッサと魔物を倒していくのではなく、あくまでも庶民的な一般人であるというところが特徴ですが、親近感が持てるという点では良いですね。
 救世の旅にでる神子、とはいってもそう簡単に価値観が変わることもなく、食べ物に一喜一憂したり、高級な品物を壊さないか不安だったり、などが。

 ぐわっと複雑な設定をおしつけるのではなく、あくまでも単純に、役割も明確に(戦闘=勇者、補助=神子と)しているところが高ポイント。
 メイン主役である町民C、勇者、神官いずれも複雑な過去はありそうですが、今は、町民は小市民、勇者は不器用な青年、神官は天然入りの腹黒とキャラクターが立っているのも良いですね。

 まあ一巻ではまだまだ謎が多いですけれど、多分マトリックス的な世界なんじゃないかなぁと予想しています。電脳世界(箱庭世界)かな、と思われる部分も結構見られますし。
 重要な語句は、「星」「存在値」「俯瞰図」あたり? 星が深く関わってくる感じだと思います。
 この世界に住む人々は、存在値によって構成が決まるようで、才能なんかもそれを参照する道具で分かるそうです。俯瞰図は神様のいるところ、ってイメージしてます。

 さて、主人公である町民Cの謎は、過去のことを思い出せないというのが一つ、なぜか知りえないことを知ることができる、というのが二つめ、そして星術の効果を最大限発揮することができるというのが三つ目、かな。
 星術に関しては、どうやら世界へ干渉するプログラムみたいなものなのかな、という印象。アルファベットで表現されていて、そのまま読んでひらがらに対応しているようです。k=く、ts=つ、のように。
 ただ、ひらがなに対応しているのは勇者や町民Cが使う場合で、神官が使うときには無駄が多いというか、複雑に表記されています。

 ここら辺も追々判明するでしょうし、二巻も楽しみです。

2014-03-16 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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霞澄香

Author:霞澄香
 据え置きはPS4しかないSONY大好きな雑食管理人。
 購入するゲームはほとんどPS4のもの。
 あとはヴァイスシュヴァルツと携帯電話のアプリゲームを趣味程度にやっています。

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