ゲーム・本(小説・漫画)・映画などの感想レビューがメインのブログです。

漫画「Cat Shit One VOL.3 キャット・シット・ワン 3巻」感想

 人間を動物に置き換えて戦争の悲惨さを伝えるシリーズ第三巻。今回も日本兵が引き続き多く登場。
 さらに「意味のない戦争」というキーワードを伝えるためにストーリーは進んで行く。戦争によって生まれる貧困の差と儲けるためにはなんでもするヤカラ。
 同じ人種でさえ信頼できない戦争の恐怖を描いている。また今回はヒロシマにも触れており、ベトナムで使われる恐れのあった小型核地雷にはぞっとした。
 0巻でシリーズはいったん終了だが、たいへん面白く読むことができた。アメリカ的コミックでありながら日本人に優しい作風で読みやすかったのも嬉しい。
 では、これでCat Shit Oneの感想を終了とする。
2014-02-28 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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漫画「Cat Shit One VOL.2 キャット・シット・ワン 2巻」感想

 ベトナム戦争を、人間を動物に置き換えて描くミリタリー作品。第二巻。今回はパッキーら(ウサギ)に加えて日本人(サル)も登場。
 非人道的兵器などというが、では人道的兵器とはなんなのか。平和運動というが。では平和とはなんなのか。戦争というが、なにが戦争にあたるのか。
 そういったもろもろの謎かけをしてくる物語だった。読んでいて、ううむと思わず唸ってしまったり。作者のコメントに納得したり。
 相変わらずの皮肉が利いた内容だった。しかしここまで詳しく内容を書きつつ解説するのは凄いと純粋に思う。
 内容は手厳しいが。自衛隊も色々な意味で「自衛」ということについて考える時期なのかもしれない。
2014-02-19 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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映画「大統領の執事の涙」感想

 週一更新……。

 さて、今回見てきた映画は、実話に基づいた(?)アメリカの歴史の裏を暴くヒューマンドラマ「大統領の執事の涙」です。
 事前情報は、長い間、執事として忠実に七人の大統領に仕えた黒人男性の視点から見たアメリカ、という程度のことしか知りませんでしたが。
 こういった人間ドラマは好きなので、期待して見に行ったところ、もうぼろ泣きでした。これがわずか少し前のことだなんで、と衝撃も受けました。知っているだけなんだなぁ……、と。
 主演はフォレスト・ウィテカー。ひとりの黒人執事が見てきたアメリカ。そして彼が失いかけた大切なものを描いた映画です。
 個人的に、歴史系や、老人の役者が出てくる映画はダメです。しかもそれが過去語りになるとほぼ泣く自信があります(笑)。
 この映画は、人種差別問題という重いテーマに、父と子のドラマを加えることで、教育的ながら最後まで飽きずに見ることができました。
 努力、誠実、不屈、なにより認めること、受け入れることを描いた作品でした。そして与えるもの、与えられるものの問題も……。
 役者の演技も素晴らしく、映画の内容にはぐんぐんのめり込んでいきました。アメリカの歴史はある程度知っていましたが、ホワイトハウスという最前線で交わされる会話は面白かったです。

著者 :
KADOKAWA / 角川書店
発売日 : 2014-08-15
 歴史はめぐる。時代は変わる。差別されている黒人である主人公。彼は「運」を掴み執事として、大統領に仕え続けることになる。
 「存在しない存在」である「執事」は、ホワイトハウスというアメリカの最奥で時代の変化を見つめ続ける。
 苦悩する大統領らを眺めながら、彼はなにを思っていたのか。「大統領」は、唯一「何も聞いていない」執事にのみ、真の意味で心を開けたのかもしれない。
 やがて、黒人大統領が誕生する。


 以下ネタバレ含むあらすじ。

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2014-02-15 : 映画関連 : コメント : 0 :
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漫画「Cat Shit One VOL.1 キャット・シット・ワン 1巻」感想

 この物語に続く第0巻の感想記事を上げたが、ようやく第1巻の感想記事を上げることになった。
 ベトナム戦争真っ只中の時代を生きる兵士を描いた作品です。
 今回一巻では、いわゆるホーチミン・ルートの破壊作戦や、ロシアが支援するミサイル発射基地破壊作戦の様子。また取り残された味方の救出任務などを取り扱っていました。
 結構キツイジョークもあって、笑えるんだけど笑えないという不思議な作品ですね。

 ベトナム戦争を、人間を動物に置き換えて描くミリタリー作品。絵柄から分かるように、可愛い系ではなく、結構硬派。
 基本的な登場人物はアメリカ人三人+一人で、彼らの視点で物語は進んでゆく。
 軽妙かつ皮肉の効いたジョークが飛び交ったり、リアルな(といっても実際に知るよしもないが)軍事行動をウサギたちがとるのは面白い。

 いわゆる風刺の効いた作品ということになるのだろうか。なんのために戦うのか。なぜ同じ民族が戦わなければならないのか。
 ベトナム戦争は何も残さなかった。今起こっている各地の争いは、何を残すのだろうか……。
2014-02-09 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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漫画「Cat Shit One VOL.0 キャット・シット・ワン 0巻」感想

 「キャット・シット・ワン 0巻」は、「小林源文」氏による、ベトナム戦争を描いた漫画作品です。
 一応、架空戦記になるのでしょうが、そこまで分岐はありません。

 特徴的なのは、登場人物が全て動物ということ(厳密に言えば違うが、それは追記)。しかし、可愛らしい動物であれど、容赦なく死んでゆきます。
 それはもう、ばたばたと。アメリカ陣営が主役ということで、アメリカンらしいジョークもありますが、通して戦争の悲惨さを描いていました。

 私は映画化作品の方から知ったのですが、あっちも結構流血してました。血に耐性があって、興味のある方はどうぞ。短いですが、ミリタリーものとして面白かったです。
 追記では、簡単なあらすじと、人物紹介を書いておきます。

 登場人物を動物にして、冷戦時のベトナム戦争を舞台にした戦争漫画。アメリカ陣営がメイン。
 タイトルにもなっている、四人の兵士による特殊部隊「Cat Shit One(キャット・シット・ワン)」の結成までと活躍を描く。
 既刊の1、2、3に続く内容らしく、早く1巻が読みたいと思えるような仕上がりだった。
 戦争は悲惨で、悪意の循環しか生まず、無理やりな介入はさらなる悲劇を産む……。

 主役が動物という可愛らしいものでも、内容は結構重い。


 以下ネタバレ含む感想。

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2014-02-05 : 本(小説・漫画)関連 : コメント : 0 :
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